Swiss Grand Award for Design 2025

2025年のスイスのデザインアワード「Swiss Grand Award for Design」の受賞者であるアンナ・モニカ・ヨスト（Anna Monika Jost）、ブルーノ・モングッツィ（Bruno Monguzzi）、バティア・スーター（Batia Suter）を、文章や対談、略歴、アーカイブの画像などを通して紹介しています。ボックスに受賞者ごとの冊子が3部収められています。

グラフィックデザイナーのアンナ・モニカ・ヨースト（1944年生まれ）は、オリベッティ、フィアット、フランスの百貨店チェーン「プリスニック」、「SNCF（フランス国鉄）」などの大手企業で活躍しました。大胆な色使いと、その時代を特徴づけたスタイルへの開かれた姿勢が彼女の作品の特徴であり、その重要性と魅力は再評価されるべきものです。

ブルーノ・モングッツィ（1941年生まれ）は、世界的に高い評価を得ているスイスを代表するグラフィックデザイナーの一人です。彼の作品は、明快さ、精密さ、そしてゲシュタルト心理学への深い理解によって特徴づけられています。オリベッティやIBMといった企業から、パリのオルセー美術館といった文化機関まで、幅広いクライアントを持ち、教育者やキュレーターとしてもスイスのグラフィックデザインに大きな足跡を残しています。

アーティストのバティア・スーター（1967年生まれ）は、大判のイメージ・モンタージュや実験的な印刷技法で知られています。科学的および大衆的な絵画の伝統を予想外の方法で融合させ、カテゴリーを問い直し、異なる分野の間に新たな対話を生み出します。彼女の作品は、デジタル時代においても印刷されたイメージの持つ力が揺るぎないものであることを示しています。

ページ: 132
サイズ: 220 × 300 mm
フォーマット: ソフトカバー、ボックス
言語: 英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語
刊行年: 2025
出版: Scheidegger & Spiess