Handwerk

「Handwerk」は、ベルトルド・ヴォルペ（Berthold Wolpe）の初期の書体デザインを復活させたもので、もともとは「Wolpe Kursiv」と呼ばれ、1932年にパウル・コッホ（Paul Koch）によって金属カットされました。この書体は1936年に初めて発表されましたが、ナチス政権下でユダヤ人デザイナーとして迫害を受けたため、ヴォルペの作品は遅延と改訂を余儀なくされ、最終的に1952年に改良版として発表されました。「Handwerk」はオリジナルの手書きの雰囲気を捉え、1952年に発表されたものとオリジナルのブラックレターの大文字の両方を参照したスタイルセットを収録しており、ウォルペの書体デザインに歴史的な視点を提供しています。

この「Handwerk」の見本は、スイスのデザインスタジオ「Hammer（David Schatz & Sereina Rothenberger）」がフィリップ・ハーマン（Philipp Herrmann）とともに編集し、オランダの「Rietlanden Women’s Office」がデザインしたものです。スイスのタイプファウンドリー「Out of the Dark」での同名フォントのリリースに付随するものです。

ページ: 28
サイズ: 200 × 290 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語
刊行年: 2025
出版: Rollo Press