Logo Beginnings. Logo Modernism. 45th Ed.
商標の起源と変遷をたどる100年の歴史。19世紀後半になると、商標は企業を識別するためのシンボルとして、従来の紋章(コート・オブ・アームズ)に代わる存在となり始めました。当初のロゴは具象的なものが多く見られましたが、時を経て、今日あらゆる場所で目にする抽象的なマークへと変化していきます。それでも、「ロレックス」、「BMW」、「ルイ・ヴィトン」、「ニューヨーク・ヤンキース」といった多くの象徴的ブランドは、100年前にデザインされたロゴを今なお使用しています。
本書は『Logo Beginnings』と『Logo Modernism』という2冊の名著をまとめた集大成であり、「Wired」誌から「ロゴ探偵」と称されたデザイン研究者イェンス・ミュラー(Jens Müller)が、1870年にまでさかのぼる歴史的商標アーカイブやデザイン誌を徹底的に調査し、今日のブランド・アイデンティティの原型となった数千点のロゴや忘れられたデザインを発掘しています。
わかりやすく参照しやすいよう、「Beginnings(起源)」と「Modernism(モダニズム)」の両セクションは、図像的、形態、効果、タイポグラフィといったカテゴリーに分類され、さらに円、線、アルファベット、重ね合わせ、点、四角形といった基本的なデザイン要素で細分化されています。
文脈を補うために、著者による商標の歴史に関するエッセイのほか、R.ロジャー・レミントン(R. Roger Remington)によるグラフィックデザインのモダニズム論、さらにポール・ランド(Paul Rand)、亀倉雄策、アントン・スタンコフスキー(Anton Stankowski)ら8人の重要デザイナーのプロフィールも収録。
メディア企業から小売大手、航空会社、美術館までを網羅する本書は、グラフィックデザイナー、広告制作者、ブランディング専門家にとって貴重な資料であると同時に、文化史や企業史に関心を持つ読者、そしてイメージと造形の説得力に魅了されるすべての人々にとっても必携となります。
ページ: 512
サイズ: 156 x 217 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2025
出版: Taschen
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